Googleマップに異変あり【劣化か?それとも・・】

Googleマップの地図が劣化? Googleマップ

「Googleマップがバグってる!?」
「いきなり湖が地図上に現れた・・」
「バス停が消えた・・・」

など、Googleマップがおかしいという報告が3月21日の夜頃からSNSやネット上で相次いでいます。
いったいGoogleマップに何が起こったのでしょうか?

まずはネット上での情報を整理していきましょう。

Googleマップの「劣化」がトレンドワードに

SNSやネット上で「Googleが劣化した・・」との情報がすごいいきおいで拡散しています。Googleトレンドでは「googlemap 劣化」が急上昇ワードになっていました。
Googleマップの大きな変化が、たくさんの人にとってインパクトのあるニュースであることが分かります。

 

2019年3月27日更新

Googleマップ劣化問題が騒がれていましたがその後次々と修正されているようです。

さすがGoogleさんですね~(笑)


山影が湖になって有名になっていたマップですが、しっかりと修正されています。

 

ゼンリンとの提携解除が原因か?

今回の混乱については、Googleジャパンが3月6日に発表していた「新しいGoogleマップ」への変更に伴って、ゼンリン社との提携を解除したことが原因であるとの見方が大勢を占めているようです。

Googleマップ上の「ゼンリン」の文字が消失

ゼンリンビフォアアフター

MONOLISIXの調べでは、たしかに先日までGoogleマップの下部に表記されていた「ZENRIN」の文字が削除されていることが確認できました。

 Before 地図データ©2018 Google、ZENRIN 日本
 ↓
 After   地図データ©2019 Google 日本

このことからもGoogleとゼンリンの提携になんらかの変化があったことが推測できますね。

ゼンリン社の株価が急落

Googleマップの変化と同じくして、3月22日の東京株式市場でゼンリン(東証1部)が一時ストップ安となる前日比500円安(-16.90%)の2457円に下落しました。

ZENRIN株価ストップ安

Googleマップとの契約解除が株価下落の要因ではないかと考えられています。市場ではGoogleとの提携解除の噂がネガティブニュースと受け止められたのかもしれません。

Mapbox社がゼンリンとの提携を発表

アメリカの地図サービス大手Mapbox社が3月20日にゼンリンと提携することによる日本における地図データの強化施策を発表しています。

Mapbox

このことからもゼンリン社に大きな動きがあったことがわかりますね。

 

Googleの意図はなんなのか?

Googleジャパンは3月6日の公式ブログにて新しいGoogleマップのリリースを予告していました。

Googleジャパンブログ

新しい Google マップはまだ公開しておりませんが、今後数週間以内に提供を開始する予定です。いつもの通勤やレストランの検索に Google マップを使う際、新しい Google マップをご覧になって皆さまが戸惑うことがないよう、早めにお知らせしています。Google は、今後も皆さまの力をお借りし、Google マップを最新かつ正確に充実させ、地域の人々、観光客など、誰もが便利に使えるサービスを提供してまいります。

引用:Google Japan Blog

Googleストリートビューの認定フォトグラファーとして活動している我々にとっては非常に楽しみであり、やや不安でもあったGoogleマップの変更ですが・・
これほど大きな話題になるほどの、しかもネガティブな(現状ではそうとれる)変更になるとは驚きでした。

いったいGoogleはGoogleマップをどのように変化させようとしているのでしょうか?

その答えは前述のGoogleジャパンのブログの中にあるようです。

最新の機械学習技術

日本における Google マップの次のステップは、より柔軟かつ包括的なマップを皆さまに提供することです。そのために、ストリートビュー画像、交通機関を含む信頼のおける第三者機関から提供される情報、最新の機械学習技術、地域のユーザーの方々からのフィードバックなどを活用し、新しい地図を開発しました。

この文章から、Googleは”最新の機械学習技術(=AI技術)”をGoogleマップの進化に活用しようとしていることが推測されます。Googleは最新のAI技術と世界最大のビッグデータを有している企業です。膨大な位置情報やネットユーザーの行動データと衛星画像データ、そして既存のストリートビュー画像データをAIで解析することでマップ自体を、より便利でより更新性の高いツールへとアップデートしようとしているのではないでしょうか?

ユーザーのフィードバックを活用

Google はテクノロジーを得意としますが、それぞれの場所を一番熟知している各地のユーザーから提供される情報は地図を作る上で欠かすことができません。新しい地図では、ユーザーの皆さまがより簡単にフィードバックを送れるようになり、いただいた情報を元に Google は地図を最新の情報にアップデートすることができます。情報の更新や修正が必要な場合、ぜひマップの 「フィードバックの送信」 ツールからお知らせください。

Googleマップは誰もが情報の修正に参加できるオープンなツールです。

情報の修正を提案

Googleマップのマイビジネス上にある「情報の修正を提案」をクリックすると、施設やビジネス名の変更や、住所情報などの更新を「誰もが」「いつでも」提案することができます。これらの情報が有益であるとGoogleが判断するとすぐに変更される仕組みです。この仕組みを「フィードバック」と呼びますが、今後はこのフィードバックの送信機能がさらに強化され細かなカスタマイズが日々行われていくのではないでしょうか?
またこれにちかい機能として「ローカルガイド」という仕組みがあります。Googleマップの情報更新に積極的なユーザーが有志で参加する仕組みなのですが、このローカルガイドの仕組みもマップの進化のために活用されていくのかもしれませんね。

まとめ

ほとんどの人たちにとって、いま起きているGoogleマップの変化は、非常にネガティブな事実であり、まさに「劣化」であることに違いはないでしょう。
もはや多くの人々の生活においてGoogleマップはインフラとなっており、情報の間違いや機能の不具合は大きなストレスを生み出します。
とにかく一日でも早く改善を図ってほしいものです。

一方で、この混乱の先には「より使いやすく革新的なGoogleマップ」が待っているという期待も持つべきかもしれません。

昨年アメリカで開かれた「2018Google I/O」ではGoogleマップの今後について様々なアイデアが発表されました。
ぜひこちらの動画でその内容についてご確認ください。

Googleマップをより便利に利用するための「For you tab」や「Your match」機能の追加や、AR(拡張現実)との連携、そしてストリートビューのAI解析などについての発表でした。

一部の機能はすでに日本でも実装が始まっています。

革新的な何かを始める際には様々な問題や困難がつきものです。

今後のGoogleマップに期待しましょう。