話題のClubhouse(クラブハウス)はビジネスに役立つのか? 音声SNSの未来とは?

その他

日本でClubhouseが話題にされてから1か月が経過しましたね。
流行に敏感な人は既に登録済みでしょう。私も弊社のメンバーと話したり、何気なく誰かの話を聞き流す体験を経てClubhouseの特徴が掴めてきました!

今回はそんな私がポイントを絞りながらClubhouseのリスクとビジネス的側面について解説します!

Clubhouseの成り立ちと特徴は?

ポイントを解説する前にClubhouseについて軽くおさらいします。

Clubhouseの成り立ち

Clubhouse(クラブハウス)は米国のAlpha Exploration Co.(アルファエクスプロレーション)が開発と運営を担う招待制の音声SNSです。

創業者は元Google社員のポール・ダヴィソンとローハン・セスで、2人は2011年からアプリ開発を試行錯誤する仲間で、2020年3月に共同でClubhouseを立ち上げました。

日本では2021年1月下旬からYahoo!ニュースやTwitterを皮切りに話題が大きく広がり、現在も昼夜問わず多くのユーザーが会話中です。

Clubhouseの特徴

Clubhouseの特徴は大きく4つです。

Clubhouseは非常にシンプルなアプリですので、少しのルールと用語さえ覚えれば簡単に使い始められます。また、登録に必要なのは電話番号のみ。

音声SNSはVoicy(ボイシー)やDiscord(ディスコード)に加えて、Twitterも「Audio Spaces(オーディオスペース)」と呼ばれるサービスを開発中ですので、競合より優位に立つ方法として、電話番号のみで素早く使えるのは良いですね!

招待制

Twitterのように一人でアカウントを作れるサービスとは違い、Clubhouseは登録にユーザーの招待が必要です。招待枠は基本的に2名迄でしたが、SNSの情報によると現在は緩和されて招待枠が2名以上のユーザーも存在するようです。

お互いの連絡先に電話番号の登録が必要ですが、家族や友人以外からの招待には個人情報流出や悪用のリスクが伴うため注意しましょう。

実名登録

原則として登録には本名を必要としますが、登録後に1回のみ変更が許されます。実際には本名以外で登録済みのユーザーも存在しますが、ガイドラインで禁止されており自己責任です。

芸能人や著名人のように実名以外で活動する人でも本名の登録が必要ですが、そのような人は以下のクリエイターエイリアスと呼ばれる機能をおすすめします。

クリエイターエイリアスと呼ばれる表示名の変更も行なえます。
他のユーザーにはクリエイターエイリアス(表示名)が表示されますが、プロフィールを開けば本名も表示されます(完全には本名を伏せられません)。

録音禁止

アプリの中で複数人と会話しますが、会話がライブのみでアプリに残らず、録音もClubhouseと参加者全員の許可が必要です。

チャットやコメントだと過去の投稿が履歴として残り、半永久的に残る情報(デジタルタトゥー)に変貌して厄介ですが、音声なら気を使わずに済みます。

ただし、別途ボイスレコーダーで録音すれば記録に残るため、完全に安全とは限りませんので、多少のリスクマネジメントは必要です。

ルーム

Clubhouseの使い方は解説しませんが、Clubhouseではルームと呼ばれる単位で会話します。ルームに入室すると誰かの話を聴いたり、挙手して会話にも混ざれます。

イメージとしては目的が明確な井戸端会議です。会話の目的はルームのトピック(題名)に記載されており、タイトルに合わせて会話しますが、会話の方法は自由です。

会話と同じく聞き方も自由で、ルームに参加して聞き流すだけの「ながら聞き」も面白いです。現実の井戸端会議を少し離れて立ち聞きするイメージでしょうか(笑)。

以上が特徴の簡単な解説です。

Clubhouseは非常にシンプルなアプリですので、少しのルールと用語さえ覚えれば簡単に使い始められます。

音声SNSはVoicy(ボイシー)やDiscord(ディスコード)に加えて、Twitterも「Audio Spaces(オーディオスペース)」と呼ばれるサービスを開発中ですので、競合より優位に立つ方法として、電話番号のみで登録できてシンプルに使えるのは良いですね!

Clubhouseの問題は?

Clubhouseの有用性について解説しましたが、プライバシーはどうでしょうか?

本名と電話番号に加えて会話までアプリに提供する以上、プライバシーを蔑ろにするのは危険です。

2021年2月22日にユーザーが音声データを抜き出して別のサイトに流出させたニュースも話題に上りました。発覚後に該当のユーザーを利用禁止にして安全対策を講じたそうです。

うっかり発言

Clubhouse以外でも注意すべき内容ですが、会話中に住所が特定される情報を話したり、うっかり知人の個人情報を話すと自分や周囲に危害が及んだり、意図せず反感を持たれます。
気軽に話せる音声SNSだからこそ、うっかり発言に気を配るべきでしょう。

逆に自分が中傷されても録音禁止なので立証は困難です。
このように、うっかり発言以外にも犯罪に対する法整備が待たれます。

中国サーバー&会話データ

Clubhouseは中国企業Agora(アゴラ)のサービスを利用しており、会話が中国のサーバーに保存されるリスクが懸念されます。

中国は日本や米国のような民主主義の国家とは違い、共産党の一党独裁なので当局による検閲が懸念されます。中国のサーバーに保存された友人との会話が盗聴されて誰かに知られたり、何かに利用されるのは嫌ですよね。ユーザーのプライバシーが守られる国なら少しは安心です。
Clubhouseは対策として中国のサーバーへデータを送信する方法を見直すそうです。

Clubhouseは中国でも盛り上がり、2021年2月8日に中国の国内からClubhouseへのアクセスが遮断されました。米国から中国への漏洩が危惧される中、中国が自らアクセスを遮断するなんて皮肉ですよね。

Clubhouseはビジネスに役立つのか?

そんなClubhouseですが「何かしらビジネスに役立つのか?」とお思いでしょう。

不特定多数の人達に対して実名で会話する性質上、露骨な商材アピールや複数アカウントを利用した認知度向上は見込めませんが、ビジネスチャンスに乗り遅れるのは避けたいですよね!

そこでClubhouseを使いながらビジネスへの適性を分析してみたのですが、結論として、

現時点では、Clubhouseでのビジネスは困難……!

このような結論に至りました。
現状では、今までのSNSとは違う情報収集や認知度向上のツールとして活用しつつ、収益化のチャンスを待ちましょう。

広告掲載に期待!

Clubhouseはアプリなので、ブログ広告(アフィリエイト)のように自分で設置した広告からは利益を得られませんし、広告も使用されておらず広告主として認知度を高める手段も取れません。

このように現時点で広告戦略は通用しませんが、TwitterやInstagramはタイムラインに広告を掲載済みなので、将来的に広告主の募集による収益化は充分に考えられます。

ビジネスの勉強に使える!

何もアウトプットだけがビジネスとは限りません。新書や評論を読むのに加えて、色々な分野の声を聴くのも大切です。

私が実際に参加したルームでは大学生と先生が大学のリモートワーク化について議論しており、懐かしい大学の雰囲気を味わえました。

別のルームでは肩書を気にせず20人以上のユーザーが雑談しており、ユーザーの話によると昼の12時から(私は22時に入室しました)入れ代わり立ち代わり雑談中だそうです。

隣国の韓国では丁首相がClubhouseを始めたそうです! 首相と会話する機会なんて日常では考えられませんよね!
このように普段触れられない文化に混ざりビジネスマインドを刺激するのも一つの手です!

Clubhouseの未来は?

TwitterはClubhouseをライバル視しており、音声会話サービス「Audio Spaces」を開発。既に莫大なユーザーを抱えるTwitterがClubhouseのポジションを脅かす可能性は高いです。

ClubhouseはSNSのビジネスモデルに散見されるフリーミアムモデル(無料で普及させた後に収益化する)なので収益化の見通しは不透明ですが、12億円以上の資金調達も受けており、市場からの期待は高いです!

果たしてClubhouseは音声SNSのメインプレイヤーで居続けられるのか?
社会に旋風を巻き起こすのか!?期待が高まりますね!

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